液体の体積を量ろう!!
100mlの牛乳に100mlの牛乳を足すと200mlの牛乳になりますよね。
ですが、科学の世界ではある液体+ある液体=二つの液体の量(ml)を足した体積とは限りません。
実際に調べてみましょう。
【用意するもの】
・無水エタノール(200ml)
・水(200ml)
・計量カップ(2個あればいいですが、1個でもOK)
まずは無水エタノールを200ml量り、計量カップに入れましょう。
無水エタノールは皮膚に直接かかると荒れてしまう場合もあります。
揮発性が高く、火が付きやすいので気を付けて取り扱いましょう。
換気は十分に行って下さい。
水を200ml分量り、無水エタノールの入った計量カップにそっと流し入れます。
周りに飛び散らないようにそっと入れて下さい。
さて、目盛りを見てみましょう。
おや?400mlになるはずが、それより少ないですね。
どうしてでしょうか、まずは自分なりに考えてみましょう。
どうしてこんな結果になるのでしょうか。
液体としてではなく、分子として考えましょう。
分子は粒のような形状をしています。
エタノールの分子が水の分子の隙間に入り、水の分子がエタノールの隙間に入り込んだため、体積が減ったのです。
では、他の物体ではどうなるでしょう。
大きさの異なる粒状のものを、同じ量用意して足してみます。
その時目盛りはどうなるでしょうか。
色々なパターンを試し、実際どうなったかまとめてみましょう。