雲の種類が分けられる事を知っていますか?
みなさんは、雲の種類が地上からどのくらいの高さに
出現するかで3つのグループに分けられる事を知っていますか?
・上層雲
地上から5000~13000メートル
・中層雲
地上から2000~7000メートル
・下層雲
地上から2000メートル付近
それぞれの高さによって、できる雲の種類が異なります。
・上層雲
巻雲、巻積雲、巻層雲
・中層雲
高積雲、高層雲、乱層雲
・下層雲
層積雲、層雲、積雲、積乱雲
春夏秋冬の写真を撮って、どの季節にどのような雲が
多いか調べてみましょう!
【4月】
種類:層積雲。うね雲と呼ばれる畑のうねのように細長い雲が
奥に並んでいます。
【6月】
種類:巻雲。すじ雲やはね雲と呼ばれる青空にハケで白いペンキを
はいたような雲がうっすらと浮かんでいます。天気が良く上空の風が強い時に発生します。
【8月】
種類:高積雲、積乱雲。上高地で撮影した雲です。
入道雲や、わた雲が出ています。
【9月】
種類:巻積雲。秋は、さば雲、うろこ雲、いわし雲といった
白色で陰影のない非常に小さな雲片が無数に集まって
浮いているのが特徴です。
彩雲の他に巻層雲が出ていますね。
空一面を薄い膜で覆ったような雲で、この雲が
出ると天候が悪くなると言われています。
【10月】
種類:高層雲、層雲。長野県で撮影した写真です。
雨上がりだったので、雨雲と霧雲が出ていました。
【12月】
波状雲や飛行機雲が出ていました。
【わかった事をまとめてみよう!】
・雲は、形やどの高さにあるかで名前がちがうよ!
・雲は、空の大気がどのような状態なのかを知る
重要な役割をしているよ!
【気づいたかな?】
雲は、季節によって雲の種類や形が変わるワケではないんだよ。
例えば、夏は上昇気流が発達しやすいから一緒に
ホコリなども舞い上がってしまう為、高い位置にある
雲は見えにくくなるんだね!
高い所にある雲は、空気が澄み切っていないと
見られないから、湿気が少ない秋の方が見えやすいんだよ。
【ポイントアップ!】
湿度や気温も、一緒に記録してみましょう!!
いくつ雲を発見できるかな?
是非、チャレンジしてみてね!!