便秘の原因をチェック!3つのタイプと10の理由とは?

「なんで便秘が治らないんだろう・・・」


気がつけば、いつも慢性的な便秘に悩まされている。昔は毎日するっと便が出たのに、いつからこんな状態になったのかわからない。


一体なにが原因で、便秘が続いているの!?


そんな悩みを持つあなたのために、今回は便秘の原因についてご説明します。


これを読めが、きっと心当たりがあるはずですよ。

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慢性便秘のタイプ

まず、便秘は、急性便秘と慢性便秘に分けられます。


急性便秘とは、旅行にいったときなどに起こる一過性の便秘や、腸閉塞などで腸がねじれてしまって急激に起こる便秘のことをいいます。


慢性便秘は、日常的に便秘の症状があるこで、器質性便秘(きしつせいべんぴ)と機能性便秘(きのうせいべんぴ)に分けられます。


  • 器質性便秘:なんらかの病気が原因で起こる
  • 機能性便秘:腸の機能低下が原因で起こる


機能性便秘は、さらに3つに分類されます。




  1. 弛緩性便秘
  2. 直腸性便秘
  3. けいれん性便秘


これを見ただけでは、なんのことだかわからないですよね。

それでは、それぞれのタイプについて見ていきましょう。


①弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)

大腸全体の運動機能が低下しているため、便が直腸まで送られるのに時間がかかります。


お腹がはっているのに、排便できないのが特徴なんですよ。


運動不足の人で腹筋の弱い人や、筋力が衰えてくる高齢者に多いですね。


弛緩性便秘のメカニズム


腸管の緊張が低下

腸が蠕動運動をサボる

便が溜まって腸管が伸びる

さらに蠕動運動が低下する


②直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

直腸までは便が降りてきているのに、便意が起こらなくなっている状態です。


排便のタイミングを逃したり、浣腸を繰り返したことが原因なんですよ。


大腸の動きには、特に問題はありません。


直腸性便秘のメカニズム


なんらかの理由で便意を我慢

トイレへ行かない

便意が収まる

便をしたい感覚を忘れる


③けいれん性便秘

ストレスや過労から、結腸の緊張が異常に高まっている状態です。


そのため、便をスムーズに送ることができなくなっているんですよ。


コロコロの便で腹痛を伴うこともあり、便秘と下痢を繰り返すのが特徴です。


けいれん性便秘のメカニズム


ストレスにより交感神経が高まる

大腸が過度に緊張

蠕動運動が変調する

けいれん状態になる



便秘の原因は様々ですが、このように分類することができます。


実際には食生活や排便習慣などの問題もあるので、必ずしも分類に当てはまるというわけではありません。また、タイプが重なる場合もあります。


どのタイプの便秘であったとしても、原因が重なることが多いんですよ。


それでは、便秘が悪化する理由を詳しく見ていきましょう。


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便秘の原因

便秘の原因はいろいろありますが、代表的な10種類について説明していきます。




  1. 便意の我慢
  2. 食事の量が少ない
  3. 睡眠不足や不規則な生活
  4. 冷え
  5. 水分不足
  6. 運動不足
  7. 加齢
  8. 女性ホルモンの影響
  9. 下剤の乱用
  10. ストレス


①便意の我慢

便が直腸に降りてくると、便意が起こります。


けれど、朝は忙しくて時間がない、学校や職場でトイレに行きにくいなどの理由で、便意を我慢してしまうことがありますよね。


そうすると、次のようなことが起こります。


便意を我慢する

便を無理矢理体内にとどめる

体のメカニズムに逆らう


この回数が増えると、自然の便意が起こりにくくなってしまう可能性があります。


時間がなくて我慢してしまうのもわかりますが、トイレタイムのために余裕を持って起きるようにしましょうね。


②食事の量が少ない

過度の少食の場合、人によっては便秘の原因になります。


食事の量が少ないと、胃から結腸反射が弱くなるため、便が腸の中をスムーズに移動できません。


また、便は食べたものの残りカスなので、食事をしなければ十分な量の便を作れずに便利になります。


ダイエットなどで食事制限をしている人も、便秘になりやすいですよ。食物繊維を十分に摂るようにしましょうね。


③睡眠不足や不規則な生活

排便のリズムには、自律神経と腸の独自の神経が関係しています。


腸の働きを司る副交感神経は、睡眠中に活動が活発になります。


そのため夜更かしなどをすると、自律神経の働きが乱れ、腸のリズムが狂ってしまいます。


早寝早起きなどの規則正しい生活を心がけましょう。


④冷え

冷えにより末梢神経(まっしょうしんけい)が収縮すると、交感神経が優位になって、腸の働きが抑制されます。


また、血行が悪くなると腸に行く血流も低下しやすくなり、便秘を促進させてしまいます。


そのため、寒い冬の時期に便秘になる人も多いんですよ。冷え性の人は、十分に気をつけてくださいね。


⑤水分不足

すっきりとした排便のためには、便に程よく水分が含まれている必要があります。


特に夏場は、汗をかいて水分が失われるので、大腸に移行する水分が減少してしまいます。


その結果、体内の水分不足により便秘が悪化してしまうんですよ。


少なくとも毎日1L以上は、水分を摂るようにしましょうね。


⑥運動不足

腸の蠕動運動には、腹筋が大きく関係しています。


腹筋が弱くなると、次のようなことが起こります。


腹筋が弱くなる

蠕動運動が起こりにくくなる

便を押し出せなくなる


また、歩くことでも腸管が動くので、運動不足の場合は腸管運動の低下を招くことになります。


ウォーキングでも立派な運動になるので、時間のあるときは歩くようにしましょうね。


⑦加齢

高齢者に便秘が多い理由は、加齢の影響で腸の機能が弱くなってしまうからです。


腸の筋肉や腸管壁の強さや弾力も、加齢とともに確実に衰えてしまいます。


筋力低下によっていきむ力が減少し、便をうまく出せなくなります。


また、腸の感覚が鈍くなると、便が溜まったという腸からの信号が脳に伝わりにくくなるため、排便できなくなってしまいます。


⑧女性ホルモンの影響

月経の周期に伴って分泌される女性ホルモンは、便秘になりやすい要因になります。


排卵から月経までの時期は、黄体ホルモンの分泌が活発になります。


その結果、次のようなことが起こります。


黄体ホルモンの分泌が増える

大腸の蠕動運動が抑制される

便の水分が少なくなる

便が硬くなる


この黄体ホルモンには、大腸の内容物の水分を吸収する作用があるため、この時期は便秘になってしまいます。


女性は仕方がないといえばそうですが、辛いですよね。。。


⑨下剤の乱用

腸の働きで排便に深く関係するのが、「蠕動運動」と「直腸反射」です。


自然な排便は、次のようなリズムで行われます。


蠕動運動で内容物が送られる

直腸に到達する

脳が信号をキャッチする

便意を感じる


下剤を使うと、この腸のリズムが妨げられ、腸の働きそのものが衰えてしまいます。


たまに使用するのは構いませんが、間違っても常用しないようにしてくださいね。


⑩ストレス

副交感神経は体をリラックスさせる神経ですが、同時に腸の働きを活発にする神経でもあります。


腸と脳の機能は深く関わっていて、相互に影響を及ぼし合う関係です。


例えば、旅行に行くと便秘になる、家以外では排便できないなど、心当たりがありませんか?


緊張した状態やストレスがかかると、スムーズに排便が行えなくなります。このように精神的ストレスが便秘を引き起こします。


また、便秘がストレスとなり、そのストレスが便秘を悪化させる場合もあります。



これで10の原因がわかりましたよね。

どうですか?心当たりはありましたか?


便秘の原因がわかったら、次はそれを改善して快便を目指しましょう。


まとめ

便秘のタイプには


  1. 弛緩性便秘
  2. 直腸性便秘
  3. けいれん性便秘
がありますが、自分がどのタイプかはわかりましたか?


便秘は、精神的にも肉体的にも苦痛なものです。1つでもいいので、改善できるものがあれば実行してみましょう。


1日も早く便秘から解放されることを、応援しています!




※参考文献
よくわかる便秘と腸の基本としくみ(秀和システム)
スッキリ!美便生活(池田書店)
「排便力」をつけて便秘を治す本(マキノ出版)

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