理科の自由研究No.11 備長炭で電池を作る
「備長炭を使って電池を作る方法は、知っていますか?」
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備長炭を使って、電気の流れるしくみを
調べます。
この実験では、電子の移動について
考えてみましょう。
今回は、
備長炭で電池を作る実験を
ご紹介します。
その他の理科の自由研究の実験は、
こちらで詳しくご説明しています。
↓ ↓
中学生の理科の簡単な自由研究まとめ!1日でできる実験テーマ25選
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備長炭で電池を作る
【用意するもの】
- 備長炭
- アルミホイル
- キッチンペーパー(3枚)
- ビニール導線(1m)
- ソケット
- 豆電球
- 塩
- オキシドール(なくても可)
実験の手順
①できるだけ濃い食塩水を作ります。(オキシドールを少量入れると効果的です。)
②備長炭を洗って、水を切ります。
先端部分は濡らさないように、食塩水に
1分くらい浸します。
③キッチンペーパーを、食塩水に浸します。
④備長炭に手順③のキッチンペーパーを、
先端が出るように巻きつけます。
⑤キッチンペーパーの上から、アルミホイルを
きつく巻きつけます。
このとき、アルミホイルと備長炭が
触れないようにします。
もう片方の先端は、アルミホイルで電極を
作っておきます。
⑥ビニール導線を半分に切って、50cmを
2本作ります。
⑦50cmに切ったビニール導線の端から、
30cmくらいビニールをはがします。(2本とも)
⑧手順⑦でビニールをはがした部分を、
備長炭の先端に巻きつけます。
⑨もう片方の電極部分にも、同じように
巻きつけます。
⑩両方のビニール導線のビニールを、
先端から2cmくらいはがします。
⑪手順⑩でビニールをはがした部分を、
豆電球を取りつけたソケットのコードに
接続します。
⑫豆電球が光ります。
解説
これは、なぜ電気が流れるのかを調べる実験です。アルミホイルのアルミニウムは、食塩水に溶けて
電子とアルミニウムイオンになります。
備長炭には穴がたくさんあいていて、
中に酸素が閉じ込められています。
電池は、-(マイナス)の電気を帯びた電子が
+(プラス)の電極に移動することによって
電流が流れます。
この実験では、電子が+極となる備長炭の中にある
酸素に向かって移動することで、電気が流れているんですよ。
備長炭電池は、電子と空気中の酸素が結びつくことから
「空気電池」と呼ばれています。
※参考文献
「中学生 理科の自由研究パーフェクト(成美堂出版)」
「中学生の理科自由研究 完全版(学研教育出版)」
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まとめ
実験には普通の炭ではなく、必ず備長炭を使って下さい。
次は、理科の自由研究No.12になります。
どうぞお楽しみに♪
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