ブヨの虫刺されの症状や治療できる薬は?

ブヨとは、体長3ミリメートル前後の小さなコバエのような姿をした虫です。


蚊に刺されたことのある方は多いと思いますが、ブヨも夏に活動します。


ブヨに刺されると、蚊とは比べものにならない程かゆくなるんですよ。


今回はブヨの虫刺されの症状や、治療できる薬についてご説明します。

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ブヨの虫刺されの特徴

毎日のように虫刺されや、他の皮膚疾患を診察している皮膚科医でも 、ブヨに刺されたと聞くとなぜか緊張してしまうようです。


それは、他の虫との刺し方の違いにあります。


多くの刺す虫は、お尻部分に毒針があり確かに危険ですが、針でちくっと刺すだけなので、治療のときは指された部分を中心に治療すればいいんですね。


だけど、ブヨは刺すのではありません。


噛みちぎって毒を注入するため、皮膚の表面の損傷が激しく、また出血量も増えるため、症状がひどくなりがちなのです。


また出血した際に出る血小板の中に、症状を悪化させる成分が混じっていて、こうしたことからブヨに指された傷は、なかなか治りにくいと考えられているのです。


また、ある程度治るとブヨにさされた後にはかさぶたができるのですが、小さな子はかさぶたを掻き壊したり、はがしてしまいがちです。


すると皮膚に深い傷ができてしまい、またかさぶたができるという悪循環から、治ったと思っても深い潰瘍を作ってしまいます。


そして、最終的には結節性痒疹(けっせつせいようしん)という、なかなか治らない傷跡になってしまいます。


治療方法

ブヨに刺された傷跡を、普通の虫刺されなどの薬で治療しようとしても、なかなか治りません。


ブヨに刺されたときはそれなりの治療法があるので、できれば気が付いた時点で早めに皮膚科に受診することをおすすめします。


ブヨに刺されると、結節性痒疹という、非常に炎症の程度の強い、痒みも非常に強い湿疹ができてしまうため、治療に用いる薬もその強い炎症を抑えるものを使用する必要があります。


重篤な症状が現れている場合には、ステロイド剤を短期間限定で内服する場合があります。


けれど、内服すると外用よりも副反応が強く出る危険があるため、長くても2週間程度の使用で症状を抑えていきます。


ステロイド剤の軟膏

一般的な治療で一番最初に用いられるのは、ステロイド剤の軟膏です。


ステロイドと聞くと、副反応が怖くて使用を拒否する人も多いですが、ブヨに刺されたときの治療のまず第一歩は、しっかりと痒みと炎症を抑える事が大切なので、ステロイド剤は使用しなくてはなりません。


ただし、強い効果を持つステロイド剤を使用するのはほんの短期間です。


徐々に弱いステロイド剤に切り替え、ステロイド剤が必要なくなれば、非ステロイド剤に切り替わっていくので、医師の指示通りに服用、塗布していれば重篤な副反応は起きません。


それでも副反応が気になる場合には、医師と良く話し合ってみることが大切です。


プロトピック軟膏

ステロイドで強い炎症を抑えた後は、プロトピック軟膏という、ステロイド剤とは違う成分でできた炎症を抑える働きのある薬を使用します。


ステロイド剤とは違い、長期間塗布しても火照る感じやひりひり感があるだけで、重篤な副反応が起きにくい薬なので、この薬をしばらく塗って更に炎症や痒みを鎮めていきます。


炎症は治まっても痒みが強い場合には、抗ヒスタミン剤という一般的な痒み止めの成分が含まれている軟膏を塗布したり、服用してもらう事があります。


けれど、抗ヒスタミン剤は副作用として眠気が表れる場合があるため、車の運転や危険な作業などは控えましょう。

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薬の使用方法

まず、非常に炎症が強く、体に害を与え兼ねないような場合は、ステロイド剤の内服薬でまずは強い炎症を抑えます。


そして、炎症がある程度落ち着いたら、塗り薬のステロイド軟こうを使用して、更に炎症を鎮めていきます。


ステロイド剤は、内服薬にしても、軟膏にしても副反応が出る可能性があるので、自己判断で中止したり、増量することなく、医師の指示をしっかりと守るようにしてください。


ブヨに指された部分にステロイド剤やプロトピック軟膏を塗る場合、まずは塗る人と患部を清潔にし、指された部分よりも若干広めに塗りこみます。


また、ほてった場所には塗らず、塗るときは強くこすったり、すり込んだりせず、優しく、薄く延ばすように塗ります。


だいぶ治療が進んでくると、かまれた部分がかさぶたになってきますが、かさぶたになったから治ったと考えず、かさぶたになったときこそしっかり治すチャンスです。


しっかり保湿をして痒みを抑え、かさぶたになっても薬を塗り続けてください。


そうすることによって、かさぶたを剥いてしまって症状を悪化させることなく、自然に治していく事ができますよ。


内服薬や軟膏で治らない場合

一般的な治療を続けていても、ブヨに刺された後はなかなか治りにくい場合があります。


そのような場合は、次のような補助的な治療法を組み合わせることで、治療効果を高めることがあります。


一つは、傷口を覆ってしまうことです。


パーミロールなどの、特殊なポリウレタンフィルムを使用し、傷口を覆います。


薬を塗布した後に覆うことによって、薬の吸収が早まるとともに、不用意にかきむしってしまったときの皮膚のダメージが少なくなりますよ。


けれど、覆った事で皮膚呼吸ができなくなり、炎症がひどくなることがあるので注意医が必要ですね。


その他にも、液体窒素や紫外線で患部部分を焼いてしまう治療法もあります。


薬だけで改善しない場合には、このような補助的な治療も組み合わせて行う場合があります。

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